Vol.5 :刹那的なんちゃら
僕はこの町、大村市が大好きなんです。
いきなり愛の告白みたいで恥ずかしいね…まあいい、これまでに2週間ぐらいのショートステイまで含めると、思い返せば結構いろんなところに住んだり滞在したりで、それぞれの町を見てきたんですよ。
見たと言っても本当に見ただけで、ビジュアル的に記憶があるだけですよ。そんなそれぞれの町の歴史であるとか町の産業だの背景だの、そういったWikipediaさんに教えてもらわんとワカランようなことは抜きで、それぞれの景色をノンビリと眺めたことがあるといった話です。
大村市、東彼杵郡川棚町、大阪府の西区九条、京都府の亀岡市並河町、オクラホマ州アルタス、オクラホマシティ、スティルウォーターっていう町などなど。こうやって思い返すと案外若いころはあちこち点々としているように感じるけど、でも例えば自衛官の方とかは転勤多そうなイメージなので、もっとあちこちを点々としていらっしゃるのかもしれないなぁ。
でね、大村市は僕がいたことがある他の町に比べて、桜の木がとても多い町なんですよ。
今年は何故か、冬が長いのか春がいつ来ているのか良く判らない気候で、4月を過ぎた今(4月7日時点)でも日中以外は肌寒いんです。感覚的には例年だと卒業式に桜が結構咲き始めているイメージで、入学式の頃にはもう桜ほとんどいない感じなんですが、今年はいつが見頃なのかサッパリ判らない…
見頃って、桜の開花が見頃でも、やっぱり春を感じたいので寒くて凍える中で見頃とか言われても観る気が起きないといいますか。
大村市の桜の名所として特に市民に広く知られていると思われる場所と言えば、大村公園とか護国神社とか、或いは富松神社近くの忠霊塔とかになるのかな?
先日ちょっと愚息とともに大村公園と護国神社がどれくらい咲いていて、どれくらい人の出があるのだろうと観に行ってみました。午後3時ごろだったかな?人の出は多く、桜もほぼ満開でおそらく今年の最も良いタイミングだったんでしょう。
昔はビニールシートを敷いて大勢でお酒を飲みながらワイワイやってる人たちが多かった記憶がありますが、そういった方々はあまりお見掛けしませんでした。
この辺りは時代なのか、好景気感の乏しさなのか、コロナの影響で人々の行動が変化したものなのか、それら以外の要因なのか…それら全ての要因が重なってのコトなのかもね。
お花見とかあまり興味がない僕には、いつ頃からこういう感じなのかもよく分からないもので、ちょっと想像が難しいです。
この桜の木、毎年毎年この時期になるといつも思うのですが、こんなにいっぱい必要なのかな?
いやね、「必要ないだろ!」と言いたいワケではなく、シンプルな疑問なんですよ。大村市は市花に「オオムラザクラ」っていう“大村”を冠する桜を採用していますし、桜を大事にするのは当然と言えば当然という考えぐらいは持ち合わせています。
それでなくても日本人が桜を古来より大好きで大事にしてきた民族であることも知っていますし、僕自身の中にも他の植物と桜は一線を画す存在として認識しているなあと自覚もしています。
そりゃ大村にとってのソウルフラワーだろ?ってことぐらい判ってはいるんですよ、ソウルフラワーっていう言葉が合っているかどうかは別として。
でも普通に考えると桜の木って桜の花が咲く春の1~2週間ぐらいと、その後いわゆる“葉桜”と言われる緑の青々とした期間がいつごろまで?…ワカラン、ちょっと調べてみよう。
今回は愚息がとてもお世話になっているらしい“ChatGPT”様にお力添えいただきましょう(笑)。
うぉ!すごいね、これ!
大村市の葉桜はいつ頃からいつ頃まで? ChatGPT:
大村市の桜の見頃は、品種によって異なります。
- ソメイヨシノ: 3月下旬から4月上旬に見頃を迎えます。
- オオムラザクラ: 4月上旬から4月中旬が見頃です。
これらの桜が散り、葉が目立ち始めるのは、見頃が過ぎた後の4月中旬から5月上旬頃までと考えられます。
大村市では、3月下旬から6月中旬にかけて「おおむら花まつり」が開催され、期間中はライトアップやイベントが行われます。
「大村市の葉桜はいつ頃からいつ頃まで?」 ChatGPT より引用
うん、桜の話をしている最中に恐縮だけど、これは僕らが幼い頃からやってきた「教育」とか「勉強」の概念を変えちゃうわ。
WikipediaさんにしてもChatGPTさんにしても、若い頃に想像していた未来がやってきていると体感出来ちゃって、これらについては話し出すと長くなるから今回は桜に集中しよう(笑)。まあとにかくビックリやね。
本題に戻します。上記のChatGPTさんの解答が正しい前提で話すと、桜は花が咲き始めてから葉桜が散るまで、ソメイヨシノとオオムラザクラの期間を合わせてみても、3月下旬から5月上旬頃までということになるね。約1か月間かな、長くみて1か月半ぐらい。
要するに残りの10か月間以上が枯れ木状態なワケですよ。枯れ木じゃないけど見た目が枯れ木みたいな感じね、大きな幹と枝だけみたいな。
これだと肝心の夏に木陰もそうそう作れないことになるし、何よりも町の景観的にあまりにも春の短期間に特化し過ぎているように思えちゃうんですよね、僕には。
春は華やかだけど、それ以外は寂しい町になっちゃうので、それを補うためにツツジとか道路沿いに植えてあったりするのかな?
いやいや、本当に桜を植えちゃダメとか考えているワケじゃなくて、例えば歩道沿いは桜よりも木陰の出来る木の方が良くない?とか、毎年毎年、桜馬場の交差点付近の桜の花びらの清掃大変じゃない?とか考えたりするってだけで…
う~ん、でもそうすると他の町と何も変わらん景色になるワケか。確かに町のオリジナリティは欲しいな。
町の景観って考え始めると難しいね。
こういうのは都市計画の一部として自治体がやってるのかな?こうやって少し深堀りしてみると、大変なお仕事なんだなぁと思うよ。
というか、市の職員さんたちだけでやってんのかな?
植物の専門家とかデザイナーとかいろんな人たちの力をお借りしないと、良い案がまとまらない気がするね。
大村園芸高校、現在の城南高校とか大村工業高校とか、向陽高校の学生さんらで町の景観を作るプロジェクトとか立ち上げて、大村高校の学生さんらでそれらの実現可能性を研究するとか、そういった実践的な学びが高校3年間の集大成になるような町とかいう感じで教育とリンクすると面白いような気もする。
こういうの、優秀なディレクターさえいれば高校生たちでも充分に力を発揮して出来そうな気がするんだけどな。
とりあえずいつものようにグダグダになったところで、今年の春の大村公園と護国神社を掲載しておきましょうか。
桜はいいね、何がいいのか上手く説明出来んけど、いいもんはいい。
大村公園🌸






護国神社🌸



